浅井長政(6/17)(1560年~1561年)

ここでは、1560年~1561年までに、浅井長政(あさい ながまさ)が、たずさわったことを勉強します。

1560年(永禄(えいろく)三年)4月~5月、六角(ろっかく)軍1万2千が、南近江(みなみおうみ=現在の滋賀県(しがけん)南部)を出陣(しゅつじん=戦場へ向かうこと)し、朝倉側に寝返った高野瀬秀隆(たかのせ ひでたか、~1574)の肥田城(ひだ じょう=現在の滋賀県彦根市肥田町(ひこねしひだちょう)にあった城)を攻(せ)めましたが、秀隆の戦法と六角軍の作戦失敗で六角軍は退却(たいきゃく=後退)しました。5月19日、尾張(おわり=現在の愛知県(あいちけん)西部)の桶狭間(おけはざま=現在の愛知県名古屋市緑区(なごやし みどりく)と愛知県豊明市(とよあけし)にまたがる地域)において、織田信長(おだ のぶなが、1534~1582=戦国大名。のちの天下人( 国じゅうを支配するひと )が今川義元(いまがわ よしもと、=駿河(するが=現在の静岡県(しずおかけん)中部)と遠江(とおとうみ=静岡県西部)の守護大名・戦国大名。今川氏第11代当主)を討(う)ち取りました(桶狭間合戦)。8月、ついに六角軍2万5千と浅井軍1万1千が、野良田で大戦争が起こり、賢政(たかまさ=のちの長政)は、初陣を飾りました(初めての戦いで勝利しました)(野良田合戦)。この勝利でそれまで六角承禎(ろっかく じょうてい、1521~1598=義賢(よしたか)。南近江の戦国大名。六角氏15代当主(とうしゅ=その家の現在の主人))の偏諱(へんき=貴人(きじん=身分や地位が高い人)などの二字の名の一方の字)を与えられて名乗った「賢政」から「賢」消し「長政」という名前に変えました。また、信長から勝利を祝う書状が寄せられました。10月、父・久政(ひさまさ、1524~1573=北近江(きたおうみ=現在の滋賀県長浜市(しがけん ながはまし)・米原市(まいばらし)・彦根市鳥居本町(こねし とりいもとちょう))の戦国大名・浅井氏2代目当主)は、家督(かとく=あとつぎ)を長政に譲(ゆず)り、自ら隠退(いんたい=一切の社会的な活動や仕事から身を引いて、静かに暮らすこと)しました。

1561年(永禄四年)2月、長政は1万を率いて、六角氏と同盟(どうめい=共通の目的を達成するため、同じ行動をとることを約束すること)を組んでいた斎藤義龍(さいとう よしたつ、1527~1561=美濃(みの=岐阜県(ぎふけん)南部)の戦国大名。道三流(どうさんりゅう)斎藤氏第2代当主)の美濃に出陣し、垂井(たるい=現在の岐阜県大垣市(おおがきし))まで到達(とうたつ=行きつくこと)し、陣をしきました(じんをしきました=戦闘(せんとう)態勢をとりました)。3月1日、斎藤軍が1万5千で垂井に向けて出陣し、六角軍が佐和山城(さわやま じょう=現在の滋賀県彦根市(ひこねし)の佐和山にあった城)に向けて出陣しました。これは六角氏と斎藤氏の作戦でした。佐和山城は総攻撃にあって、城主(じょうしゅ=城のあるじ)・百々内蔵助(どど くらのすけ)はじめ、将兵(しょうへい=軍隊の指揮官と兵隊)はすべて討ち死に(うちじに=戦死)して、半日で落城しました(らくじょうしました=城が敵に攻め落とされました)。長政はこれを受け、赤尾清綱(あかお きよつな、1514~1573=浅井三将(赤尾ほか海北綱親(かいほう つなちか)と雨森清貞(あめのもり きよさだ))の一人)を殿(しんがり=退却する軍列の最後尾にあって、敵の追撃(ついげき=逃げる敵を追いかけて攻撃(こうげき)すること)を防ぐ部隊)にして退却し、佐和山城に向いました。斎藤軍は、長政を追撃するが、清綱に撃退(げきたい=敵を攻撃して追いはらうこと)され、六角氏に占領された佐和山城を奪還(だっかん=うばいかえすこと)しました。こうして北近江は、京極氏(きょうごく し)に代わって浅井家が戦国大名として領することになりました。5月、長政は、正式に「賢政」から「長政」へと名乗りを変え、内外に告げました。また、父親の受領(ずりょう=律令制(りつりょうせい=律令(「律」と「令」の2つをあわせたもの。「律」は刑ばつ、「令」は広い意味での法律のこと) に基づく制度のこと )で、四等官(しとうかん=諸官司の四等級の官)の最上の官位)であった「備前守(びぜん=現在の岡山県(おかやまけん)南東部)のかみ)」を継承(けいしょう=うけつぐこと)して「浅井備前守長政」としました。 5月11日、斎藤義龍が病死しました。

以上諸説あり。

投稿者: Mercury

歴史がとってもにがてな人いませんか? 実は僕そうなんです。大河ドラマなどの時代劇を見るたびに勉強しておけばよかったといつも思うんです。 そこで、歴史について勉強することにしました。 分かりやすいよう人物や出来事別に勉強しようと思います。 いっしょに勉強したい方、ちょっと興味のある方、 ぜひ、ご一読くださいませ。 文章下手ですが、よろしくお願いいたします。

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